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![]() ![]() − 目次 − 1.水の基礎編 2.水危機編 §1.世界の水危機
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§5.赤潮赤潮とは 赤潮は主に植物性プランクトンが大量に異常発生することにより、海水が赤く着色して、帯状またはマット状に海面を覆う現象のことをいいます。原因種によっては赤褐色やピンク色に見えます。しばしば湖沼などの淡水域においても、富栄養化により植物性プランクトンが大量発生し、水が赤く着色することがありますが、これは海域の赤潮と分けて淡水赤潮と呼ばれています。 赤潮の原因人間の活動が活発化することより、窒素やリンが大量に含まれている生活排水や工業排水が海に流れ込み、さらに、港湾開発などにより海域の閉鎖性が高まると、海水は富栄養化となります。富栄養化とは、水中に窒素やリンなどプランクトンの栄養成分(栄養塩類)が大量に溶け込んでいる状態をいいます。富栄養化になると、大量のプランクトンが発生し赤潮となるため、窒素やリンなどの栄養塩類を抑制することが赤潮解決の鍵といえます。そのため国は環境基準を制定して、栄養塩類の排出量を制限していますが、各地で赤潮は発生しています。原因として、生活排水や工業排水のほか不特定発生源からの栄養塩類の流入、長年にわたるヘドロの堆積、養殖場での過剰な撒き餌、干潟・自然海岸の減少などがいわれています。
赤潮発生のしくみ 赤潮原因生物の植物性プランクトンは、陸上植物が土から栄養を取ることと同じように、海水中の栄養塩類を吸収して成長します。富栄養化状態になると、植物性プランクトンが豊富な栄養塩類をどんどん吸収して増殖するため、大量発生することになります。また、海水温の上昇、生態系バランスなど様々な要因にて、赤潮は増幅します。 赤潮の被害 赤潮により大量の酸素が消費され、水中の溶存酸素が欠乏し、魚介類は酸欠により斃死してしまいます。また、毒素を持ったプランクトンもいるため、その毒により魚介類が斃死し、毒に冒された魚介類を食べた陸上生物や人間に健康的被害を与える場合があります。このように赤潮は、漁業や養殖漁などの漁獲高減少を招き深刻な損失を与えてしまいます。 赤潮のタイプと原因生物
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